FX

FXというと投資の中では有名なもので、もともと知っているという人の少なくないのでなないだろうか。
この投資方法は外国通貨の為替取引で利益をあげようとするやり方で、日本では外国為替証拠金取引ともよばれる。

利益が出る場合の簡単な例をあげてみると、1ドルを100円で購入し価格変動で120円になったときに売却すれば20円得するということだ。
これだけ聞くと、為替レートさえよく見ていれば誰でも簡単に利益を上げることができそうに思えてくる。

しかし実際は、為替相場の予想というのは非常に難しく、国際的な政治・経済に精通している必要がある。
また、レバレッジというFX特有の仕組みがあるのだが、そこにもリスクがあるのだ。
これについては更に詳しく開設していく。

レバレッジとは

レバレッジは少ない金額でも大きな取引を行うための仕組みで、小さな力で大きな物を動かすテコの原理によく例えられる。
この仕組を使えば手持ちの資金の最大で25倍(日本国内の場合)を自分の取引数量とすることができるということだ。

先程の例では100円の資金で20円の利益を上げることができていたが、仮にこの取引に25倍のレバレッジがついたとする。
その場合、取引数量が2500円ということになり、利益も25倍され500円になる。

効率よく利益を上げるためにとても便利なシステムであるが、当然リスクも大きい。
レバレッジを使って取引で値下がりしてしまった場合、より大きな損失になってしまうからである。
そしてあまりにも損失が大きくなると、取引が強制終了され売却分でも賄えない損失には追加入金が必要になるのだ。

仮想通貨

仮想通貨とは、実際には存在しないインターネット上のお金のことだ。
有名な銘柄といえば「ビットコイン」、「リップル」、「イーサリアム」がある。

仮想通貨の大きな特徴といえば、国が発行する通貨よりも価格の上下が激しいことである。
価格変動を予想することは非常に難しいが、かなり大きなリターンを得る事もできるのだ。

また、仮想通貨特有のリスクとして考えられるのが、ネット上でのトラブルである。
例えば、自分の口座がハッキングされて通貨を勝手に売り出されてしまうかもしれない。
運営側のシステムエラーで口座が動かせなくなることもあるかもしれない。
そのため、ネットに関する知識が強く、こまめに価格をチェックすることができる人に向いているのだ。

無理のない資産運用を

ここまで様々な資産運用の方法を紹介してきたが、改めて年を押しておきたいのはどのやり方にもリターンに見合うだけのリスクが有るということだ。
間違っても生活費などの必要最低限なお金まで投資にまわしたりしてはいけない。

もし投資に費やすほどのお金が余ってないという人は、まずは貯金から始めていこう。
支出の管理をしっかりとやりながら、積立預金などで貯金していくだけでも十分な資産運用と言えるのだ。