私は時計をコレクションすることが趣味である。そのため、コレクションを買うときは、普段使い用と保存用に分けて購入しているのだ。こうしておくと壊れたときの部品取りに困らないからだ。また、コレクションでも不要だなと思ったらおもいきって処分するときがあるのだが、実は壊れた時計も買取をしてくれるのをご存じだろうか。

ブランド品の時計は手入している?

使用していない腕時計を手入れしているだろうか?手入れをしないと時計が遅れたり、進んでいたりすることがあるからだ。なぜかというと時計は、電波時計のように定期的に時刻を補正する機能がなければどんどん時間にずれが生じてしまうからなのだ。また、時計を使わないで放置しておくと、ゼンマイに不具合がでたり、電池切れで動かなくなったりする。さらに時計の精密部品は金属だから乾燥材なしで保管しておくと、金属がサビて故障の原因にもなるのである。

動いていないブランド品の時計はオーバーホールそれとも買取?

ある日使っていない時計がある日全く動いていないとわかったらショックだろう。特にブランド品の時計が動いていないとなったらその衝撃は倍増だ。時計は精密部品である。内部はたくさんの細かな部品で構成されていて、部品の中には直径数ミリほどの小さなものが隙間なく配置されているため、日本特有の湿気や軽い衝撃で故障することがあるのだ。ブランド品の時計は壊れていても買取にだすという方法もあるがせっかく買ったのだから修理したい人も少なくないはず。まずは、買取にだす前に時計の故障の原因を知る必要がある。

腕時計が壊れる原因と症状

時計の時刻を正確に合わせていても、気がついたらいつの間にか時刻がずれてしまっていたという経験を持っている人は多いはずだ。腕時計の時刻がくるってしまうと時間がわからず、苦労してしまうことも。例えば電車に乗り遅れたり、約束の時間に遅れたりして、スケジュールがくるってしまうなどだ。時計の時間がずれる影響は少なくないのである。時計の針はなぜずれてしまうのだろうか。

 

時計の時間がずれることは珍しいことではない

時計の時間がずれる多くの現象は、故障の結果としてあらわれる。しかし、時計に故障がない場合でも時間がずれる現象が発生する。時計が進んだり遅れたりする度合いを「精度」と言い、時計は一般的に機械式時計であれば、1日における時間の誤差をあらわす。クオーツ時計であれば、月差、年差であらわされるのである。定期的に時刻を補正する電波時計のような機能がない限り、正確に動き続ける時計は皆無なのだ。時計の時間のずれは、その時計の持つ性能に応じる。つまり、所有している時計の精度がメーカーの許容範囲内であれば故障とカウントされないのだ。

時計の時間がずれてしまう原因は何?

どれくらいずれてしまうかにもよるが、時計の時間がずれてしまう原因には、さまざまな原因が考えられる。代表的な故障の症状が、電池の消耗、油切れ、部品の破損・消耗、歯車の不調である。原因を特定するにはそれぞれの時計の状態が関係あるため、原因を探すのに時間がかかるのである。また、機械式時計とクオーツ時計でも違いがあるのだ。

電池切れ

クオーツ時計で時間がずれる原因として、電池を放電してしまうことが、時刻ずれの原因として考えられる。Gショックなどのタフソーラーシステムが組み込まれている時計以外電池式である。電池式の時計の場合は常に電力を消耗しているため、電池残量が少なくなると、十分に時計を動かす電力を得られなくなるのだ。その結果時刻がずれてしまうのである。電池の消耗が時刻ずれの原因なら、電池交換にだすと正しい時間で時計が動くようになるのだ。では、電池切れ以外の原因には何が考えられるであろうか?

油切れ

オーバーホールせず長年使っていない時計は、長い間使い続けていた時計と変わらない。そのため部品の油切れが原因により時刻がうまく表示されていない可能性があるのだ。油切れを起こした場合摩耗を防ぐために、再び油を時計の部品にささなくてはならない。また、油をさしても問題が解決しない場合、部品自体が摩耗している可能性もあるため、油をさしても解決しないケースもある。

ゼンマイの不具合

時計のゼンマイが切れると、リューズをまいても空回りしている状態になる。機械式の時計ならまいていくとまき上げが重くなったり、硬くなったりするのだが、ゼンマイが壊れていると、いつまでたってもリューズが軽く何十回まいても時計は動かないのだ。また、ゼンマイが切れると動力を生み出せなくなってしまうのである。そのため、時計の時刻がずれてしまう場合ゼンマイが切れる前兆かもしれないのである。

部品の摩耗

時計の時間がずれてしまう場合は、時計の針を進める部品が破損したり、消耗したりしていることもある。時計の内部部品はすべて消耗部品である。時間とともに部品が劣化して交換が必要になることも。つまり、時計の時間がずれるのは部品が寿命を迎えている可能性があるのだ。この場合、故障している部品を交換すれば時間のずれは解消されるが、基本的に分解点検をする必要があるだろう。

ゴミが詰まっている

時間のずれや故障の原因として単にゴミが詰まっているケースも考えられる。まずリューズを歯ブラシか爪楊枝で掃除をするのだ。それでも故障がなくならない場合は、リューズにあるパイプのネジ山が摩耗しているか、リューズばねが損傷している可能性があるだろう。

壊れた時計は買取してくれるのか?

さまざまな原因で時間がずれたり、故障したりした時計は、買取ってもらえるのだろうか?答えはYESだ。買取ってもらえる理由は修理することで新品と同じように機能を復活させられるからなのだ。買取店では、壊れた時計を買取して、修理したのち再び販売をして利益を得るのである。修理の技術を持った人がいるブランド買取業者なら買取してくれるだろう。

高価買取をしてくれる時計のブランド

ロレックス

新品の価格は70万円~100万円。世界一有名なカリスマブランドである。開発のビジョンは「世界最高峰の高級実用時計」だ。ロレックスには、世界初の防水腕時計オイスター、世界初の全回転式自動まき機構パーペチュアル、深夜0時になると日付が自動的に切り替わるデイトジャストが備わっている。1度発売したモデルは2度と販売しないためあっという間に売り切れる高級時計である。

オメガ

新品の価格は30万円~80万円。スイスの時計メーカースウォッチグループが開発する高級時計だ。19世紀ごろに「オメガキャリパー」をはじめとしたムーブメントを発表しその信頼性がみとめられ、スポーツの分野でも活躍している時計である。

タグ・ホイヤー

新品の価格は50万円~70万円。タグ・ホイヤーは1916年に世界初のマイクログラフというストップウォッチを開発しオリンピックやカーレースなど世界のスポーツ大会の公式時計として君臨してきたのだ。こうした技術を養ったものが腕時計としてのタグ・ホイヤーである。カレラ、リンク、モナコなどの高性能な腕時計をリリースしている。

グランドセイコー

新品の価格は40万円~80万円。日本最大の腕時計メーカー「セイコー」が1960年に立ち上げた国内最高峰の腕時計ブランドである。1999年には新たな方式「スプリングブライド」を開発し世界を驚かせた。高精度な自社基準「GS規格」を設け高精度の時計を製造し続けているのである。

ブライトリング

新品の価格は70万円~100万円。パイロット向けの計測機器を製作していた「レオン・ブライトリング」が立ち上げたブランドである。その情熱により高度、スピード、方位がわかる航空用回転計算尺を備えたナビタイマーを開発して、世界のパイロットから厚い信頼を得ている。

時計の高価買取まとめ

ブランド時計は、壊れていても買取ってくれるのである。なぜなら修理をして再販すれば相応の価格で販売できるからだ。時計の時刻がずれている場合、電池、油、部品を時計店でみてもらって修理できないようであれば、買取をしてもらう手もありだ。また、お得に買取をしてもらうためには、買取店選びも重要である。