テントサウナとは?テントサウナ体験におすすめの施設

テントサウナとは、テントの中でサウナを楽しむことだ。
名前のとおりだが、テントサウナで使用するテントはふつうのテントではない。
サウナ用に特別に作られた耐熱性能の高いテントを使用する。

テントの中にサウナストーンを持ち込み、薪ストーブを焚いてテント内を高温にする。
そして、十分に熱されたらサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させるのだ。
つまり、テントの中なのにロウリュまで楽しめるのである。

サウナ自体は日本にも昔からあったが、テントサウナが浸透してきたのはまだ最近のことだ。
最近のサウナブームに加えアウトドアブームの盛り上がりも受けて、2018年ごろから徐々に知られるようになってきた。
また2020年のコロナ禍以降、プライベート空間で楽しめるということで、不特定多数が出入りする公衆のサウナよりもよいのではないかとサウナファンのみならず多くの人に知られることになったのだ。

テント自体は特別製を使用するテントサウナだが、その構造は至ってシンプルだ。
薪ストーブやサウナストーンを持ち込むだけのスペースがありさえすればよい。
それだけで100℃にもなる高温空間を作り出せるということで、テントサウナを導入する施設も増えている。
また、個人でテントサウナを所有するサウナファンも増えているそうだ。

テントサウナに初めてチャレンジするのなら、いきなり購入するより、まずはテントサウナが体験できる施設で体験してみることをおすすめする。
それで気に入ったら、自分だけのテントサウナを購入するのもありだろう。
テントサウナを体験できる施設は数あるが、特におすすめしたいのが三重県南牟婁郡紀宝町にある「飛雪の滝キャンプ場」だ。
熊野三山までの中継地に位置する美しい滝で有名なキャンプ場で、紀州藩主はかつてその滝の美しさを「飛沫さながら雪の舞」と評したというのがその名の由来だ。

そんな由緒ある美しい滝とテントサウナが同時に楽しめるのが、このキャンプ場の魅力である。
こちらでは水着等、着衣のままでサウナが利用できるため、男女グループで訪れて一緒にサウナを楽しめるのも魅力だろう。

テントサウナの楽しみ方

テントサウナの楽しみ方といっても特別なものはないから、通常のサウナと同じように楽しもう。
サウナといえば水風呂と外気浴がセットだが、上で紹介した飛雪の滝キャンプ場であれば、目の前が滝壺なのでその点も整っている。
サウナで温まったら水風呂代わりに滝壺に飛び込み、そのまま大自然の中で外気浴を楽しめばよい。
これを繰り返せばテントサウナでも十分「ととのう」体験ができるだろう。
テントサウナ用のテントさえあれば、水辺のキャンプ場でも同様の楽しみ方ができる。