近年、独身男性のドラマが注目を集めた。独身男性の傾向では、仕事にやりがいを感じているものの、マイペースな性格や普段の生活に不満点がないため、結婚に至らないという。
独身の私もと毎晩自分が独身であることに後悔の念を抱くことが増えつつある。「寂しい」という感情と共に、「なぜ私は結婚に至らないのか」と自分を責める日も珍しくない。
大学生までは友達が作りやすい一方、社会にでるとそれが難しいのも1つの事実いうまでもなく友達関係を築くために仕事をするのではなく、売上や成果を出すために社会人は仕事に尽力する。友情ごっごで生産性を向上できるわけがなく、「仕事とプライベートを分けるべき」と数多くのメディアやビジネス書籍でも説明されている。
とりわけ、私のように40代で独身生活を送る人は「交友関係を意識」して毎日を過ごしてほしい。
仕事ばかりではなく、交友関係も大切
私が独身ということもあるが、日々のタスクをこなすだけの生活はもったいないと考えている。どの業界にもいえることだが、仕事は必ずコミュニケーションを取りながら行われる。フリーランスで働く人も同様に、クライアントとの商談や次のビジネスに人脈を必要とする。
独身男性に限ったことではないが、「業務だけにとらわれては生活してはいけない」のだ。
私は営業職に携わるぶん余計にそれを再認識させられている。
例えば、営業では顧客との契約成立までに必要なことは、「顧客に必要な商材を売る」という点だ。会話術を駆使したプレゼンも重要だが、どれだけ優れた商材でも、その魅力が顧客に伝わらなければ契約には結びつかない。また、ビジネスをしていくうえで、顧客をきっかけに新しいビジネスに至るケースも多いもの。
仕事も交友関係も仕組みは同じである。お互いに「winwin」となる関係が将来的にはプラスに働くのである。
感謝の気持ちをもつこと
「ある」ことが「難しい」という意味を転じて感謝の意を表す「ありがとう」の気持ちをもつことが大切である。
「winwin」の状況とは、自分がもっていなかったぶんを相手から補ってもらっている、という点に注目したい。仕事の面では、成果・売上という「自分にとっての利益」が具体的な形になるが、職場の同僚や友人と接していてもなかなかそれがみえ難いものである。
人は、当たり前と思っていることに軽視しがちだが、コミュニケーションをするうえでは、重要である。私を含め、独身生活を送る人は、仕事仲間や友人との交友関係をより意識し、充実した日々を送るように心がけたい。