大人の方が難しい友達づくり

あなたは、中学や高校時代からの友達とどのようにして仲良くなったか覚えているだろうか。
多くの人は覚えていないと答えるだろうし、実際私も思い出すことはできない。
おそらく、同じクラスや部活だという理由で簡単に仲良くなれていたのだろう。
しかし、あの頃は自然とできた友達もおとなになった今新しく友人関係を築くというのは難しいのだ。

私は営業職のおかげで多くの人とコミュニケーションをとるが、友達と呼べるような関係になることはめったに無い。
そもそも、この年になってくると「友達」という単語にすら子供っぽさを感じて恥ずかしくなる自分がいる。
年令を重ねるごとに、友人を増やすことがおっくうになってくるのだ。

習い事をはじめて新たな友人を

新しい交友関係を築くには、習い事を初めて見るのが効果的だ。
学生時代のように同じことに取り組むことで自然と会話が弾み、仲が深まりやすいからである。
はじめから共通の趣味を持っていることが前提で友人を探すようなものだから、それも大きなメリットと言える。

1つアドバイスとしては、自分の苦手な分野や全く知らないことを初めて見るのが良い。
なぜかというと、人はなにかがうまくいったり、上達したりする瞬間を共有すると友情が芽生えやすいからだ。

友達を作るのにそんな打算的な考えが必要なのか?と疑問に感じる人もいるだろう。
しかし、こうして年を重ねて時間の大切さがわかってくると、友達作りにも失敗していられないし、効率を求めるのも悪くないと私は考える。

インターネットを利用して友達を探してみる

SNSなどを通して自分の趣味があう人やグループを探して連絡をとってみるのも1つの手段だ。
はじめから個人でやりとりするのはハードルが高いから、グループにすることをおすすめする。
特に相手が異性である場合は、いきなり個人に連絡連絡すると警戒されることが多い。

まずはインターネット上で共通の話題をもとに親睦を深めると良い。
文章だけのやり取りでも、その人の人柄は少しずつ分かるものがあるのだ。
そして、実際にオフ会などに積極的に参加することでさらに交流を深めてみるといいだろう。
1つ注意点としては、怖がって友達を連れて行くのではなく、勇気を出して一人で行くということだ。

今いる友達も大切に

ここまで、新しい友だちの作り方を紹介してきたが、今いる友達を大切にすることも忘れてはいけない。
大学時代のサークル仲間や、地元の友達というのは今後出会うことができないかけがえのない存在である。

こういった人との関係をないがしろにしてしまうくらいなら、わざわざ新しく友人を探す必要はないだろう。
彼らとの連絡はこまめに取りつつ、別のコミュニティを探すのが理想的といえる。