主観年齢とは

主観年齢というのは、その言葉の通り自分のことを主観的に見て何歳に見えるかということである。
とは言っても、「自分の年齢なんて最初からわかりきっているものだ」と感じる人もいるだろう。

そこで、もし誕生日も生まれた年も知らずに今まで生きてきたと仮定して見るといい。
最近の自分を振り返ってみたときに、その容姿や行動などから自分はおおよそいくつくらいなのか予想してみるんだ。
そこで出てくる数字がいわゆる主観年齢というものだ。

自分は若いと感じている人の特徴

この主観年齢が実年齢よりも若い人には特徴があり、どれも良いことばかりなのだ。
そのなかでも科学な観点から注目を集めているのが、脳についてである。

最近の研究では主観年齢の若さは、そのまま脳の若さにつながるということが分かってきている。
具体的には記憶力が良い、うつ病の傾向が低い、認知症になる可能性が低いなどである。
自分自身を主観的に若く見ているというだけでこれだけのメリットが得られるということには、驚いた方も多いだろう。

逆に主観年齢が実年齢よりも大きい人、つまり自分は年をとったと感じている人は脳が老化しやすい傾向にあるということも分かっている。
私は営業先で多くの人とコミュニケーションを取るが、年齢の割に頭の回転が早くハキハキしている人に出会うことがたまにある。
おそらく彼らは主観年齢が若く、身体的にも精神的にもアクティブなのだろう。

主観年齢を若く保つためには

主観年齢を若く保つということはつまり自分に対してポジティブな感情を持つということである。
自分にポジティブでいるためにできることをここでは3つ紹介しよう。

まずは有酸素運動を定期的にすることである。
ウォーキングなどの軽い運動だけでも、血行が良くなり脳に酸素が送られるため脳機能の回復が見込めるそうだ。

それから新しいこと挑戦するのも有効な手段だといえる。
いくつになっても好奇心を持って過ごすのはとても重要で、未知のものに対して考えを巡らせることは脳にいい刺激を与えてくれるのだ。

人間の脳は会話中に活発に働くため、コミュニケーションを取ることも大切だ。
特に面と向かって顔を見ながらだと、相手の仕草は表情を認知することにも頭を使うからより効果的だ。

若さを保っていい循環へ

主観年齢を若く保つだけで、多くのメリットがあるというのは分かってもらえただろう。
自分の年齢に対してポジティブになれば、実際に脳の働きなどが活性化される、これを感じて自己肯定感が高まりまたポジティブになる。
このような好循環に入ることで、仕事もプライベートも充実させることができるのだ。

私も実際に主観年齢を若く保っていられるように運動をしたりしている。
最後まで読んでくれたあなたも、明日から若い自分を目指して行動してみてはいかがだろうか。